大学受験勉強法マニュアル 評判

睡眠の効用

受験勉強をしていると睡眠を削ってでも頑張るという気持ちに誰もがなるものだと思います。特に冬になって入試本番まで2か月くらいになってくると、最後のスパートをかける意味でも夜遅くまでやってやろう!と思ったりします。

 

 

大学受験勉強法マニュアルの大平さんも現役時代は、毎晩夜中まで勉強していたそうですが、結構皆同じようにやっている人が意外といるかもしれません。

 

 

しかし、睡眠を削ってもあまり良いことはないと思っています。というのも、結局充分に寝ないと、頭の回転が鈍るからです。そしてその結果能率が悪くなり、同じ時間勉強しても頭がすっきりした状態でやるのと比較すると頭に入ってくるものは半分以下でしょう。その時は、すごく勉強した気になって、満足感すら出てくるのですが、実際のところはあまり頭の中にインプットされないままなのです。定期試験のように予め範囲が決まっているような場合であれば、一夜漬けのような勉強も通用するでしょうが、大学入試は広範囲ですから、そんな方法では太刀打ちできません。その証拠に一夜漬けで覚えたことは、だいたい数日もすると忘れてしまうものです。

 

 

1時間睡眠を削って頑張るくらいならば、その分しっかりと寝て頭が冴えた状態で集中して勉強するほうが遥かに効率的と言えるでしょう。大学入試の範囲は広いので、頭に定着させること、そして理解することが重要です。付け焼刃の勉強ではこれができません。そうなれば、効率性の低い勉強に終始してしまい、いつまでも成績がアップすることはありません。

 

 

自分の場合には毎日7時間はしっかりと寝るようにしていました。これは受験本番の直前でもそのスタイルを変えないように心がけていました。